兵庫県警はきのう21日(2016年3月)、たばこのポイ捨てを注意され、小学1年生の首をしめたとして加古川市の無職、前田敏昭容疑者(75)を暴行の疑いで逮捕した。
前の日の午後2時すぎ、公園で遊んでいた男の子数人が池に落したスコップを取ろうとしたが、柵があて水辺には近づけない。そこに前田が通りがかって、「お前ら何しとん」と怒鳴るように近づいてきた。前田は吸っていたたばこを投げ捨てたため、子どもたちが「たばこ捨てたらあかんで」といったところ、逆ギレして小学生の首を絞め、「池に落としたろか」などと脅し、さらに子どもたちを追い回したり、自転車の空気を抜いたりしたという。
首を絞められた男の子は「やめてといいたかったけど、息吸われんかったから声出されんかった。3秒くらいだけど、首に親指の跡がついた」と話している。
近所の住人「人が良すぎるくらい」。子供にはお節介なじいさん
前田は公園の端に自宅があり一人暮らし。容疑を認めているというが、近所の人は「人が良すぎるくらい。にわかには信じられない」と話す。しかし、田中良幸リポーターが聞き回ってみると、話は少し違うようだ。前田は普段から子どもが池に近づかないように見張っていて、毎日、現場に行っていた。子どもに注意している姿を見かけた人もいる。
子どもたちには、「石を置いただろう」「汚した」など文句を言うトラブル男と映っていた。お節介の度が過ぎるタイプだ。ただ、たばこのポイ捨ては多かったらしい。池の柵には「ポイ捨て禁止」の札があるが、道路や排水溝にはよく捨てていた。
もっと普通に注意し合う社会
司会の小倉智昭「このお子さんたち、なかなか立派ですよ」
中江有里(タレント)「私も大阪なんで、関西の子どもらしいなと思います。反面教師にして、こういう大人にならないようにと思ってもらえたらいいな」
小倉「昔は子どもでも大人でも関係なく、悪いことしてたら案外平気で注意したもんなんですよ。最近は危険が頭にあってあまり注意しない」
安田洋祐(経済学者)「悪いことは悪いと言えると、犯罪抑止につながります。まずは大人ですよね。事なかれになってはいけない」
キャスターの菊川怜「(ポイ捨ては)もともと分別のない人なんだから」
火を消してポケットに入れれば済むことだ。