きのう21日(2016年3月)、東京のサクラが開花した。恒例の靖国神社で午前11時、東京管区気象台によって発表された。平年より5日早い。「われわれにはうれしいことですが、早すぎて影響が出ているところもあるようです」と司会の加藤浩次が伝える。
上野公園はすでに花見宴会大賑わい
花見の名物、東京・上野公園はまだチラホラだが、きのうはすでにあちこちで車座ができていた。けさ(22日)も場所取りをしている人がいる。あわてたのは近くの上野松坂屋のデパ地下だ。花見弁当フェアはあす23日からの予定で、50種の弁当を売り出すつもりだったのに間に合ったのは15種だけだった。
「いま咲いてもらうと、めちゃくちゃ困る」と言うのは、東京の目黒川の目黒イーストエリア桜まつりの担当者だ。毎年4月初めに予定しているので変更ができない。過去にサクラが散ったため、ポスターの「桜まつり」の前に「葉」を入れて「葉桜まつり」と称して乗り切ったことがあるという。「今年はぜひもってほしい」と祈っている。
満開は来週半ば。寒の戻りで長く楽しめそう
「ズバリ、満開の見ごろはいつになりますか」
キャスターの上重聡が気象予報士の松並健治に聞く。「今年は寒の戻りがありますので、長く楽しめるのが特徴です。来週半ばごろ満開になり、週末には散り始めになりますが、サクラがないということはなさそうです」
加藤「散り始めが一番いいんじゃないですか」
はるな愛(タレント)「4月2日にイベントがあるんですが、大丈夫かどうか、ドキドキしています」
ロバート・キャンベル(東京大教授)「どうなるか、読めないところがいいんですよ。JRのダイヤのようにきちっと決まっていたら、誰もサクラを見向きもしないと思いますよ」
日本人の心がよくわかっているようだ。