今市・小1誘拐殺人の勝又拓哉 身振り交えて供述「こう刺した」映像公開

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   宇都宮地裁はきのう15日(2016年3月)、11年前に栃木・今市で起きた吉田有希ちゃん(当時7歳)誘拐・殺人事件の取り調べ映像を、前日に続いて公開した。映像には勝又拓哉被告(33)が検事の質問に答えて、有希ちゃん殺害を身振りで語る様子があった。

公判では「否認してもムダだと思った」と陳述

   映像は2014年6月11日のものだった。

   検事「心の底から思って、人の道を示してよ。逃げちゃダメ。有希ちゃんを殺したの、君だね」

   勝又「ん」

   検事「君だね」

   勝又「はい」と涙を流す。

   検事「弁護士と接見して急に否認するようになったよね。どうして?」

   勝又「優秀な弁護士なら無罪にしてくれると思った」

   検事「どこで殺したの」

   勝又「現場」

   検事「車から有希ちゃんをどう降ろしたの」

   勝又「運転席から降りて、車の前を通って助手席に行って、車の外へ出した」と机の上で手を使って図示した。

   検事「どうやって?」

   勝又「両手を脇の下に入れて、抱えて」と両手で抱き上げる仕草をする。

   検事「どう刺したの」

   勝又「有希ちゃんの右肩を押さえて5回ぐらい。そしたら倒れ込み始めて、また何回か刺した」。左手で肩を押さえ、右手で刺す仕草をする。

   動機を問われると、「顔見られてるし車も見られてる。アパートも見ている。このまま解放したら姉、母、妹たちが困ることになるから刺そうと思った」

   しかし、この後の被告人質問には「検察官から『自白しなくてもこちらは困らない』と言われ、否認してもむだだと思った」と答えている。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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