墓地の十字架引き抜きネット公開!「礼拝所不敬」で20歳男逮捕・・・どんな犯罪?

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   北海道北斗市にあるキリスト教徒の墓地で、墓標の十字架を引き抜いたとして、おととい13日(2016年3月)に無職の20歳の男が逮捕された。去年8月に友人と肝試しで墓地に忍び込んで十字架を抜き、その写真をインターネットに公開していた。

   墓地に先祖や家族の墓がある近所の住人は「過去にも同じようなことが繰り返されてるんです。行って立て直すとまたやられる。何回も、何回も・・・」と話す。

墓地でヌード撮影の写真家「罰金30万円」

   司会の羽鳥慎一「逮捕は礼拝所不敬という、あまり聞かない容疑です」

   田中喜代重弁護士が解説している。「神様なり、仏様なり、ご先祖様なりに祈りをささげる神聖な場所を土足で踏みにじるような行為を言います。件数、判例が少なく、不敬の定義があいまいなため、窃盗や器物損壊で立件を目指すことが多いんです」

   過去には、写真家が墓地でヌード撮影をして礼拝所不敬と公然わいせつで略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けた例がある。また、登山家らが和歌山県の那智の滝でロッククライミングをして問われたが、不起訴(起訴猶予)になっている。

   青木理(ジャーナリスト)「たしかに不敬の定義が曖昧だし、厳しくやり過ぎると表現の自由などを規制しかねないという問題もありますよね。今回の事件は礼拝所不敬というより、器物損壊ではないか」

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