「女性はキャリア積むより子供2人以上産め」中学校長の朝礼に批判殺到

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   「子どもを2人以上産むことが女性にはキャリアよりも大切」

   大阪市立茨田北中学校の寺井壽男校長(61)が2月29日(2016年)の全校生徒を集めた朝礼でこう話し、強い批判が起きている。「いまから日本の将来にとって大事なことを話します。とくに女子は顔を上げてよく聞いてください」と切り出した。

   校長は2人以上の子供を産むことについて、「これは仕事でキャリアを積むことよりも価値があります」「子どもを2人以上産み育て上げると、国立大学に無料で入学して卒業できる権利を与えたらよいという人がいますが、私も賛成です」と語っていた。

   「子育ては夫婦で助け合いながらやることです」とも話しているのだが、夫も子育てを主体的に担えということではなく、子どもを保育園に預けて仕事などに行かず、夫婦で育てろというのが真意らしい。

大阪市教委は処分検討

   発言内容を知らせる匿名の電話が大阪市教委にあって発覚した。「モーニングショー」はきのう14日に寺井校長に話を聞こうと学校で4時間待ったが、出て来なかった。

   司会の羽鳥慎一「一般会話の中でもどうなのかな、という内容です」

   浜田敬子(「AERA」編集長)「女性は子どもを産むことしか価値がないのかといいたいですよね。しかし、そもそもそういう発想の人なのでしょう。こういう人が校長をやっていていいのでしょうか」

   羽鳥「宇賀さんはどうですか」

   宇賀なつみキャスター「生徒は怒るよりも、不安や戸惑いを感じたのではないですかね」

   青木理(ジャーナリスト)「この発想なら、待機児童問題は発生しないですよね。でも、自民党議員にもこういう発想は多いですよ」

   市教委は「問題がある」とし処分を検討中だが、具体的な対応は「検討段階」という。田中喜代重弁護士は「懲戒処分にあたると判断しても仕方ない」と話す。

   羽鳥「しっかりと考えるべき発言だと思います」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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