5年たっても八方塞り「福島原発被害地区」放射能汚染土の山、自宅は帰還困難

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

中間処分場も最終処分場も見通し立たず

   そうした5年を経て、地元での未来を語る人がいた。浪江町で「仙台大根」の生産・出荷にこぎつけた川村博さん(60)だ。風評被害をはねのけた。南相馬市に私費で土地を買い、「花見公園」を作っているのは石崎祐一さん(56)だ。「活気が欲しい。花を植えれば明るくなる、人が来る」と話す。

   小倉「石崎さんはドライブインをやっている人。子どもたちが来られるようにと、6000坪に桜を植えて公園にしようとしています。浪江の川村さんはたった一人の農家で、ようやく大根が南相馬のスーパーで売れるようになりました。しかし、どこへ行っても黒い袋です。中間貯蔵施設はまだ1%。30年経ったら他県の最終処分場へということになっていますが、その見通しはありません」

   ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)「原発は人間に制御可能な技術なのかどうか。個人の志と自治体・行政と国の連携ができていないように感じますね」

   小倉「きのう安倍首相は帰還困難区域も来年から除染を始めると言いました。これまでの例では、除染直後は線量が下がるが、2、3週間するとまた元へ戻るんだそうです」

   中瀬ゆかり(新潮社出版部長)「黒い袋は30年もつんですかね」

   小倉「チェルノブイリが来年で30年。コンクリートが傷んだので鋼鉄製のカバーをつけるという話ですが、事故のレベルは7で福島と同じです」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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