名古屋の地下鉄名城線・砂田橋駅で線路内に立ち入った女子高校生がホームに駆け上がる動画がネット上にアップされ、顰蹙を買っている。6秒間の映像で、制服姿の女高生が上下線路間の仕切り上にいるところから始まり、ホームに転がると笑い声といっしょに「またやった」と話しているのも流れる。
高校1年生3人で、線路を走る、撮影する、見ているの「役目」に分かれてやったそうだ。この駅ではラッシュ時には電車が5分に1本、通常時間帯は10分に1本運行されている。
名城線は線路わきに置かれた「第3の線路」に600ボルトの高圧電流が流れている。触れれば即死、近づくだけでも感電する可能性がある。映像ではそこに女高生は足を乗せているが、感電防止装置のカバーを偶然踏んでいて無事だった。
学校も社会常識ゼロ?「悪意はない」
3人が通う学校は「悪意ではなく、その場の雰囲気でそうなったということでした」と話すが、名古屋市交通局は被害届を出し、警察は往来妨害罪で捜査を進める方針だ。菊地幸夫弁護士によると、2年以下の懲役か20万円以下の罰金だ。
悪質とされればより重い往来危険罪、威力業務妨害の可能性もある。周りがはやしたてれば共犯に問われることもあるという。「ことの重大性を自覚してほしいですね。いいことをやってネットにアップしてほしい」
司会の加藤浩次「こういうことをするのはダメと、高校生だからわかっていなければねえ」
動画を見た人からは「危ない」「まねできない」「悪ふざけは止めて」「ばかばかしくて見ていられない」などの反響が寄せられている。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト