プロ野球・巨人はきのう8日夜(2016年3月)、高木京介投手(26)が野球賭博に関与していた疑いがあると発表した。昨年秋(2015年)に笠原将生元投手(25)ら3人を野球賭博で契約解除(解雇)したが、これに続く4人目だ。一連の責任をとって最高顧問の渡辺恒雄氏をはじめオーナーや球団会長が辞任した。第5、第6の選手が出てくる可能性はないのか。
週刊文春の取材にフロント大慌て
高木はプロ5年目で、デビュー以来139試合負けなしの新記録を更新中だ。石川県の星稜高から国学院大を経て11年にドラフト4位で入団した。左の中継ぎとして活躍、通算6勝0敗1セーブ。昨季33試合登板し、今季も活躍を期待されていた。
巨人によると、2月29日(2016年)に週刊文春から取材があり、高木に聞き取り調査をした。当初は笠原に名前を貸しただけと否定していたが、きのう8日になり「ウソをついていました。本当のことを話します」と認めた。それによると、14年4月下旬から5月上旬、笠原に誘われて3、4回、プロ野球の計8~9試合を対象に賭けをしたが、50万円か60万円負けてやめたという。
久保博球団社長は「チームにたまっていたウミを完全に出しきれていなかった。プロ野球への信頼を大きく失墜させた。これからは信頼回復のために球団として心血を注ぐつもりだ」と述べた。
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一ツ石| 似顔絵 池田マコト