ナベツネ墜落!高木京介「野球賭博」で最高顧問辞任・・・いや、ゾンビ復活?

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   プロ野球の読売巨人軍はきのう8日(2016年3月)、昨秋の野球賭博事件の関連で新たに高木京介投手(26)も関わっていたことを明らかにした。週刊文春から取材を受けて球団が調査を始め、高木は「名前を貸していただけ」と否定していたが、8日朝になって関与を認めたという。おととし5月までに仲介役の笠原将生投手から誘われて3、4回、8~9試合に賭け、50~60万円負けたところでやめたという。八百長については否定している。

   星稜高校出身。中継ぎ左腕として入団1年目から活躍するバリバリの一軍選手だ。これまでに139試合に登板しているが、負けなしの記録を更新中だった。

自己チュー、横紙破り、老害・・・これで終わるか

   渡辺恒雄最高顧問(89)、桃井恒和会長(69)、白石與二郎オーナー(69)が不祥事続きの責任をとって一斉に退く。球団は日本野球機構(NPB)に告発するとしている。

   「とくダネ!」が話題にしたのは賭博ではなく、日本の野球界のドン・ナベツネの引責辞任だった、自己チュー、横紙破り、老害もこれで終わるのか。並べたナベツネ語録が滅法面白い。近鉄・中村紀洋選手獲得で、「ああいう金髪、モヒカンは巨人のカラーに合わない。いらない。なくても勝つ」(2002年)

   選手会のストライキ騒動で古田敦也選手会長に、「無礼なことを言うな。分をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が」(2004年)。ライブドアの堀江貴文氏が広島を買うというニュースに「ホリエモンがカープを買うなんて、そんなバカなことできるわけないじゃないか」(2005年)

   暴走発言は野球界以外にも及ぶ。横綱審議委委員長で「貴乃花は場所中にみなさんに全然口をきかなかった。神秘性というかカリスマ性が出てきた」。記者から「姿を見せない委員もいたが」と質問されると、「僕も見てない。そんな君ね、勤務評定みたいな、われわれ大人に失敬だよ。質問ないか。なければ帰る」(2002年)。日韓W杯のサッカー人気に「W杯は6月で終わる。日本におけるサッカーはこれで滅びる」(2002年)

裏金問題でオーナー辞任・・・いつの間にかフロント復帰

   ナレーションは「スポーツ界だけでなく政界にも」と伝えたが、元政治部記者としてはそっちが本職だ。民主党政権誕生に「自民党がダメだから民主党を選んだ。まったくつまらない選択だ。不毛な選択だと国民は認識したでしょう。効果はあったけど、もうすぐ潰れるでしょう」(2009年)

   球団代表・清武英利氏の告発を受けると、「彼を評価したことはないよ。(報道陣に)清武より暴力的じゃないか」(2011年)

   司会の小倉智昭「ナベツネさんはいったんは退いたのがまた戻ってきていたんだよね。球界における力も影響力もたいしたものでした。球界だけじゃないからね」

   渡辺氏は04年の裏金問題でオーナーを辞任したが、10か月後に球団代表で復帰、のちに最高顧問になった。

   小倉「ナベツネさんだから院政敷くのかなと考えちゃう」

   深澤真紀(コラムニスト)「今回も週刊文春ですよね。まだ何かありそう」

   小倉「25日の公式戦開幕を前に、負け知らずの高木を失うのは痛いでしょうね」

   デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「高木ブーです」

   菊川怜キャスター「何で投手ばっかりなんですか」

   小倉「これで止まればいいが、他球団にでも広がったら大変なことになる」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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