中央競馬界で16年ぶりの女性ジョッキー藤田菜七子騎手(18)はおととい5日(2016年3月)、中山の第2レースに初騎乗して2着となった。きのう6日には武豊騎手とも初対戦した。
藤田菜七子の騎乗を見ようと、おとといの中山競馬場の入場者は昨年(2015年)のこのレースより20%増の2万1953人で、パドックには3000人が詰めかけた。「彼女の1点買いでいく」「いいねえ。応援するよ」と出走前から大変な人気だ。
武豊「僕の初騎乗よりうまかった」
水色に黄色いボーダーが入った乗馬服で登場した藤田はレース後、「がむしゃらにやっただけで、馬のおかげです。姿勢や鞭の使い方を反省すべきで、40点です」と語り、翌日の武豊とのレース前には「雲の上の存在。いろんなことを教えてもらいたい」と話した。
この日は9着と11着でレース後の会見では元気がなかったが、武がサプライズで登場すると、パッと笑顔になって挨拶していた。武は「しっかり乗っていました。僕のデビューよりうまかったのではないかな」
武もデビューレースは2着だった。
司会の加藤浩次「こうなると初勝利を見たくなります」
女性ジョッキーの先輩、増沢由貴子元騎手は初勝利をあげるまで16日かかったそうだ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト