「山口組VS神戸山口組」高齢化でオヤジ組員ばかり!最後にひと花咲かせたい
山口組と神戸山口組との乱闘騒ぎや事務所へ車で突っ込む事件が増えてきている。週刊新潮によると、このところ抗争が激化しているのは、こういう事情があるというのだ。
<「6月に警察当局は神戸山口組を指定暴力団にする予定です。その後、警察は六代目側と神戸側の双方を『特定抗争指定暴力団』に指定しようとする。これが実現すると両者とも全く身動きが取れなくなる。それを避けるため、普通に考えれば6月以降は『抗争回避』のながれになるはず」(暴力団に詳しいジャーナリスト)>
エスカレートするのは6月までだというのだが、そう警察の思惑通りいくのだろうか。警察庁によると、六代目山口組の現有勢力は1万4100人、神戸山口組は6100人と見ているようだが、暴力団関係者によると、この数字はかなり水増しされたもので、正式な組員だけをカウントしたら、六代目側が7000人、神戸側は1000人といったところだという。
どちらの数字が正しいのかわからないが、今の若い奴は、主従関係が厳しく、しのぎも女もあまりないヤクザという職業には魅力を感じていないというから、組員の多くは中高年のようだ。先が見えているからこそ「ひと花咲かして」と思うのか、この年で臭い飯を食うのは嫌だと生活保護をあてに足を洗うのか悩んでいるに違いない。高倉健、菅原文太、安藤昇もいなくなり、任侠の美学などどこを探しても見当たらない今、ヤクザは難民化していくのかもしれない。