松方弘樹ピンチ!難病で長期療養、関係会社は負債1400億円
こちらもモテモテだった俳優の松方弘樹(73)が、『週刊新潮』によれば2月上旬から全身が痺れる、腕に力が入らないといった症状を訴えるようになり、都内の病院で精密検査を受けた。脳腫瘍ではないかといわれていたが、「脳リンパ腫」と診断され、長期療養に入った。どちらが病気として重いのかよくわからないが、私より少し上なだけに他人事ではない。
週刊新潮は、その松方が取締役を務めていた会社に巨額の融資詐欺疑惑が浮上し、最悪、名目上の取締役でも損害賠償責任が認められたケースがあり、だとすると松方も相当な額を負担しなくてはいけないかもしれないというのである。
その会社は昨年12月31日に経営破綻した船舶の運航管理を手がける「ユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)」という。この会社の謄本の役員欄には「目黒浩樹」という松方の本名が記されているそうだ。UOGの負債総額は1400億円にのぼる。この会社はインド系の社長が一代で築きあげた船主会社だったが、海運市況の悪化で収益が低迷して、資金繰りが苦しくなったことが破綻の原因だという。
この社長、大変な接待・社交好きで、松方の他にもプロゴルファーの丸山茂樹や羽川豊の名が役員欄にはあるそうだ。会社の顔として使われただけの彼らが、経営責任をとらされるということはないように思うのだが、在任期間中の不正でも発覚したらその限りではない。このことが気になって病気になったのだろうか。
以前、俳優・千葉真一が愛知県のコンピューターソフト開発会社社長から3375万円を借りて、返さないため訴えられたことがあった。「仁義なき戦い」で主役を務めた菅原文太は逝き、千葉や松方の晩年もなかなか多難のようである。