愛知の住宅街で飼い犬のダルメシアンが口元を切られる事件があった。飼い主の自宅には1か月前から「夜の1時に犬を鳴かせるな。大迷惑」「犬が毎日うるさい。本当に迷惑。何か対策しろ」「犬が朝うるさい。何度も言わせるな」などと書かれた段ボールが張り付けられていたという。
警察は器物損壊の疑いで調べている。
ご近所のもめごとトップは騒音
どうやらご近所トラブルが原因のようだが、「モーニングショー」は「もめやすいご近所トラブルランキング」を作成した。1位は「騒音」、2位が「挨拶」、以下は「車や駐車場の使い方」「たばこのマナー」「ペットの飼育やマナー」だった。
司会の羽鳥慎一「今回の愛知のケースは1位と5位の両方が入っているということですね」
キャスターの宇賀なつみ「揉める原因に男女でちょっと差があるようでして、男性が不満に感じるのは車や駐車場の使い方、女性はベランダの使い方への不満が多いようでした」
なかでも、「隣の部屋からの煙」「ゴミの匂い」「柔軟剤の臭い」「ベランダでやった焼き肉の匂い」「植物の育て方」「のぞき見」などなどが気になるようだ。
階下のたばこの煙裁判で5万円賠償
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「トラブルの原因を見ると、もうマンション特有の話ですよね。これまで、こういう情報番組でご近所トラブルずっとやってきましたが、ほとんどは1戸建てでした。でも、数が多いのはマンションなんでしょうね」
吉永みちこ(作家)「マンションと1戸建てって、距離感がまったく違うんですよ。洗濯物干していると、向こうから覗いてたりということもあるし・・・。さらに、集合住宅って隣近所と付き合いがなかったりするんですよ。犬が鳴いてるにしても、1戸建てなら『あの家の犬が鳴いてるね』ですむところが、『知らない人の犬がうるせえな』となってしまう」
ベランダ問題では、2012年に名古屋で裁判になったケースがある。喘息気味の女性が下の階に住む男性のタバコを問題にした裁判で、男性は5万円の支払いを命じられた。
羽鳥「犬の鳴き声が気になるからと傷つけるのは論外ですが、ベランダの問題、近年の住宅事情、いろんなものを含んだ複雑な問題だと考えさせられます」
ビレッジマン