アメリカ保守系メディアも危機感!「トランプ人気に断固抵抗ののろしを上げろ」
アメリカの大統領選挙は山場のスーパーチューズデーが終わり、民主党はクリントン氏が優位に立ち、共和党は当初「泡沫候補」といわれていたトランプ氏が2位以下を引き離して、また一歩指名に近付いた。
アメリカの保守系メディアは大慌てである。「ワシントン・ポスト」は2月25日、トランプ氏の独走を止めるために共和党指導者に行動を起こすよう異例の社説を掲載した。やはり保守系雑誌「ナショナル・レビュー」は「トランプ人気に対して断固抵抗ののろしを上げろ、トランプは保守派からの支持に価しない」という論説を掲げた。
『ニューズウィーク日本版』(3月8日号)でジョシュ・ブアヒーズ氏(ストレート紙シニアライター)は、以前、トランプ氏は自己誇張癖の偏見に満ちた目立ちたがり屋で、大統領指名選挙に勝てるわけがないと予言したことを誤りだったと認め、クリントン民主党候補と争った場合「民主党は勝利を確信できない」と書いている。これからは、共和党がトランプを支持するのか、トランプを追い落とすとすればどういう手を使うのかが焦点になるようだ。