国の就学支援金を不正に受け取った疑いで東京地検特捜部の捜査を受けている三重県伊賀市の通信制高校「ウィッツ青山学園」で、驚きの授業が行われていたことが判明した。生徒が駅から学校まで1・6キロを歩けば体育、神戸の夜景を観賞すると芸術、テーマパークでお土産を買っておつりを計算すると数学の「授業」ということにしていた。
成績悪い生徒に配慮?卒業できなかったらおカネ返します
通信制高校では3年間に10日以上の教師との対面授業が必要だが、ウィッツ青山学園に『入学』した50代の女性は、「お金で資格を買うような学校ですね。旅行気分でした」と話す。
パンフレットには「卒業保証」の大きな文字がおどる。「卒業できなければ単位認定料を全額返金する」と書いてある。教育評論家の石川幸夫さんは「楽な授業で卒業資格を取りたい人と与えたい学校が一致することで資格ビジネスになるケースもあります。ただ、これでこの高校が教育的配慮をまったくしていなかったとは言えない」と語る。学力レベルと何をどう教えるかの微妙な問題もありそうだ。
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト