福岡県西区の路上で先週27日(2016年2月)夜、刺殺された近くの予備校生・北川ひかるさん(19)は、東大や京大など難関国公立大学を目指す文系コースに通っていた。「自分が刺した」と交番に出頭してきた少年(19)も同じ予備校で同じコースを受講していた。
少年は「北川さんに対して、頭にくることがあった」と供述している。2人に何があったのか。少年は両手に重傷を負っており、福岡県警は回復を待って殺人容疑で逮捕する。
国公立大2次試験の翌日
北川さんは熊本県天草市の出身で、県内屈指の進学校を卒業した。事件が起きたのは25、26日に国公立大学の2次試験があった直後で、3月上旬の合格発表を待つだけだった。天草に住む祖母は「なぜこんなことが起きたのかわかりません。ことしの正月は受験で忙しくて地元に帰らなかったんです」
父親は「ひかるは小さい時からとてもガンバリ屋で、勉強やスポーツに人一倍努力家でした。わがままもいわず、親兄弟を大事にする娘で、私たち家族にとって宝でした」とコメントを出した。
司会の加藤浩次「なにかトラブルがあったのでしょうか」
キャスターの上重聡「予備校の関係者に聞きますと、週1回カウンセラーがアドバイスをしていますが、2人とも悩みやトラブルの相談はなかったということです。少年が『頭にくることがあった』と言ったことが、ますます分からなくなります」
ひどい片思い?フラれたか・・・
加藤「現場にはナイフや斧があり、傷が数十か所あったといいます。相当な殺意があったと思われますが」
湯山玲子(著述家)「もしかしたら、ひどい片思いで、受験期の高ぶった精神状態で拒絶されてトラブルがあったのかなと想像はできますよね」
ロバート・キャンベル(東京大教授)「時期が試験と重なっていますよね。ナーバスになっているときに、彼女がはけ口になったという悲劇ではないでしょうか」