数人の男たちが一人の男を引きずり回しながら上着を脱がせ、顔を何度も蹴り上げたあと足早に立ち去っていった。東京・新宿歌舞伎町の路上で、2月15日(2016年)の白昼のことだ。指定暴力団・山口組が山口組と神戸山口組に分裂し、その抗争と見られる襲撃事件が首都圏で相次いでいる。
子ども公園や住宅街でも・・・
2月26日には静岡・三島市で、神戸山口組系事務所前に止めたあった車が焼かれ、27日には神奈川・厚木市で山口組関連施設に車が突入、埼玉・八潮市でも神戸山口組系組長宅に数発の銃弾が撃ち込まれ、東京・足立区では神戸山口組家組員が襲撃された。
足立区の襲撃事件を目撃した近所の女性は、「すごく人が来て乱闘、ケンカになったんです。『お前がやったのか』などと言い合いになっていましたね。ここは公園がいっぱいあって、子どもたちがいっぱい遊んでいるので、怖いですね」と話す。
司会の夏目三久「住宅街で襲撃事件が起きていることもあり、住民に不安が広がっています」
警察庁は襲撃事件が全国的に広がる恐れがあるとみて、情報集の強化に取り組んでいる。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト