樹木希林「全身がん」なのに元気な秘密!放射線「四次元ピンポイント照射」
樹木希林が全身がんなのに元気でいる理由に迫った『週刊ポスト』の記事を紹介しよう。樹木希林は04年夏に乳がんが発覚し、05年1月に右乳房全摘出手術を受け、07年に再発。放射線治療を受けたものの、09年には副腎や脊髄にも転移が見つかっている。
樹木希林が07年から治療を受けてきたのは、鹿児島にあるUMSオンコロジークリニックというところだという。<「四次元ピンポイント照射の機械は全国に数台ありますが、同クリニックでは院長の植松稔氏が開発した独自の機械を使っています。患者をベッドに固定したままベッドをスライドさせて放射線を照射するもので、呼吸などによる『ズレ』がないため、狙ったがん細胞に強力な放射線を当てられる」(医療ジャーナリストの田辺功氏)>
ただし健康保険がきかない自由診療のため、治療費は200万円から300万円ほどかかるという。クリニックのホームページで植松院長は次のように書いているそうだ。「一つだけ確かなことがあります。それは、進行がんや、転移がんを確実に治す方法などこの世にはどこにもないのに、現実には治る人と治らない人にはっきりと分かれるということです。そして治った人、病気を克服した人は、ほぼ全員が無理ない形で医療の力を利用しながらも、最終的には自分の力で病気を克服しているということです。(中略)自分の身体の力でがん細胞と闘う免疫細胞にしっかりとスイッチが入ったということを示しています」
病は気からというのは、がんにでもいえるということのようだ。それとストレスをためないことだろうが、実際、がんにかかると平常心ではいられないと思う。樹木希林とて、眠れない日はあるのだろう。