きのう25日(2016年2月)、大阪の繁華街で起きた暴走事故で、目撃した人たちは運転していた大橋篤さんは「ハンドルを握っている感じではなかった」「手を下に下ろして座席にもたれるような感じで意識がなかったのかなと思いました」などと話している。けさ26日の新聞各紙は「『大動脈解離の症状がみられる』との情報が救急隊から寄せられた」(朝日新聞)、「『胸が少し苦しくて気になる』と主治医に相談していた。血圧がやや高い時期があった」(毎日新聞)などと伝えている。
「体力に自信」「ラーメン食べ過ぎ」
司会の羽鳥慎一「大動脈解離だとしたら、どんな病気なんでしょうか」
心臓外科医の昭和大・南渕明宏教授が解説した。「運転中の突然死だったと思うんです。そのなかで一番考えられるのが急性大動脈解離ですね。大動脈というのは心臓から体中に血液を送っている非常に重要な部です。血圧が高い人はもろに影響を受けて、突然ここが破裂してしまうということがあり得ます」
大橋さんは高校の体育教師だったが、奈良で親の会社を引き継いだ。学生時代はラグビー部に所属し、体力には自信があり、この1月には10キロマラソンも完走していた。ただ、友人たちと「ラーメン部」なる集まりを作り、知人から「食べ過ぎじゃないの」と言われるほど頻繁に食べていたという。