「爆破予告は自分がやった」と警察に出頭した大学生・安藤良太容疑者(20)は別の窃盗容疑で逮捕されたが、「予告」はその後も続いている。明らかに模倣犯だが、これまでも「どれが本物か」はわかっていない。
東京都教委にも「26日午後3時34分」文体、時刻など真似
警察は23日(2016年2月)に安藤の身柄を拘束したが、24日午後も東京都教育委員会に爆破を予告するメールが届いた。「当職は弁護士であり、上級国民ナリ」「2月26日金曜日の午後3時34分に東京都内小学校の複数箇所に圧力鍋を利用した殺傷力の高い爆弾を仕掛けさせていただきましたを」とあった。
東京都は市区町村の教育委員会や私立小53校などに注意を呼びかけた。梅津弥英子キャスターは、子どもが通う小学校から緊急連絡メールが入って、「区では児童の安全を確保するために、万全を期して、小学校内外の点検及び警戒強化を行っています」とあったと話す。「今週で2回目ですが、今回は『圧力鍋』と具体的で怖いですよ。みなさん、下校時間にも気を使っています」
司会の小倉智昭「逮捕された男のメールにも、『ナリ』とか『を』があった。同じように作ったのかな」
都教委に届いたメールと安藤が以前に送ったと話しているメールを比べてみると、「当職は弁護士」「ナリ」「(文末の)を」「午後3時34分」は同じだ。
自治体や学校は念のため対応
笠井信輔(ニュースデスク)「安藤は逮捕されているので、時限装置でも使わない限りメールは打てない。模倣犯、愉快犯、あるいは安藤の意思を受け継ごうとしている可能性もあります。事態は深刻です。他にも出ています」
那覇市、神戸市、山口県、大分市、長崎市などにもメールが届いているという。これら役場は対応せざるをえないから、事態は変わらないわけだ。
笠井「気になるのは、『圧力鍋』とあること。以前に靖国神社で火薬を爆発させた韓国人が、『圧力鍋を使った爆弾で爆破しようとした』と供述しているので、それを引用しているとも見えます」
小倉「これ狂言だと思っても、何か起こったら問題になるから、警備しないわけにはいかない。悪質ですよね」
とにかく、すべてふん捕まえることだ。