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巨人・笠原将生「野球賭博」告白!1回1万円~10万円。悪いという意識なかった

   スクープを発信し続ける週刊文春だが、今週の巻頭は野球賭博で球界を追われた元巨人軍の笠原将生投手(25)の告白である。これまでのスクープと比べるとちと小粒な気がするが、大スクープがないときにどう『スクープらしく見せるか』も編集長の腕の見せ所である。

   巨人に5位指名され、7年間在籍して7勝をあげた。この告白の読みどころは以下であろう。<「賭けるにあたって、巨人の試合には賭けないと決めていました。(中略)金額は、一回につき一万円から十万円程度です。今考えれば、野球賭博がダメだという意識もあんまりなかったなと思います。現役時代、球団からは暴力団と交際してはいけないという指導は受けましたが、野球賭博について何か指導を受けた記憶はないんです」>

   この程度の認識しか野球人にはないのであろうか。暴力団と直に付き合わなければ覚せい剤はどうってことない。逮捕された清原和博もそんな考えだったのだろう。そんな浅薄な人間が暴力団の美味しい資金源になるのだ。25歳の若さで社会に放り出された笠原がたどるこれからの長い人生を思うと、ため息をつかざるを得ない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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