埼玉県で強盗致傷事件を起こした男3人が長野県の山村に逃げ込み、大捕物となった。おととい23日(2016年2月)午前3時半ごろ、埼玉県上里町のアパートで女性(22)が3人組に約50万円入りのバッグを奪われ、追いかけた男性(29)が刃物で刺され重傷を負った。
3人は白いワンボックスカーで逃走し、きのう午前11時ごろ、長野県飯田市の中央自動車道インターチェンジ近くで警察に発見されると、車を捨てて隣接する阿智村方面へ逃げ込んだ。阿智村は人口6500人の山間の村で、「このあたりはカギをかける家はほとんどない」という。環境省から「日本で一番美しい星空の里」に認定されている。ここに多数の警察官数が出動した。
鍵も掛けない「日本で一番美しい星空の里」
きのう午後に21歳の男が強盗と殺人未遂容疑で逮捕され、さらにもう一人が飯田市内、けさ7時に最後の一人も身柄拘束された。「金を借りようとしたが断られたのでバッグをとった」と供述している。
このうち1人は阿智村で自転車に乗っていて、住民に出くわすと土下座して、「ビザがないので雇ってもらえない。仕事をさせてほしい」と泣いて頼んだという。被害者も3人組もすべてベトナム人だった。
阿部祐二リポーターが阿智村から伝える。「ばらばらに逃げたらしいです。3人目は車を捨ててから20キロも逃げました。ここらへんは気温がマイナス3度です」
司会の加藤浩次「3人と被害者がどういう接点があったのかはまだわかりません」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト