中高生のスマホ漬け対策として、岡山県立矢掛高校の川上公一校長がスマホをふとん型のケースに入れて寝かせる図柄のポスターを作った。これが「かわいい」「効果的だ」と話題になっている。
ふとん型ケースは奇譚クラブが2年前に作り88万個を売り上げている商品で、スマホが傷つくのを防ぐ。川上校長は公開された画像を見て、さっそく写真付きのポスターにしてフェイスブックに投稿したと。「いいアイデアだ」「ただ使うなというよりいい」「ひらめきが素晴らしい」と反応があり、生徒からも「これなら寝かせたい」「慣れたらいけると思う」と評判上々だ。
岡山県ではよる9時以降は使わない呼び掛け
総務省の調査によると、スマホの利用率は高校生で95・2%、中学生で60・4%、小学4~6年生でも46・1%に達する。いじっている時間も20歳以上が1日平均2時間半なのに対し、中高生は4時間半と長い。就寝直前の操作は睡眠にも影響があるという指摘もある。岡山県では午後9時以降は保護者に預ける呼びかけを行っているが、効果はどうも怪しい。
スタジオでも意見が分かれた。司会の加藤浩次は「自分でやっていて制限はいいづらいですからね」という。
矢掛高校では新しいポスターを作って3月中に全生徒に配布する。川上校長は「これが心にしみて、スマホ時間の減少、学習時間の確保につながるといいと思ってます」と話す。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト