爆破予告メール「俺が送った」埼玉の大学生が名乗り!警察、マスコミ半信半疑

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   20歳の大学生が、各地の自治体などに送りつけられた爆破予告メールは「俺がやった」と名乗り出た。しかし、警察、新聞・テレビ、週刊誌は半信半疑だ。フジテレビはこの男を取材していた。埼玉県上尾市の安藤良太容疑者で、カメラの前でこうしゃべっていた。「私がやりました。昨年の6月から主に市役所とか区役所などを狙って爆破予告を行いました。実際に爆薬を仕掛けたようなことはやってません」

   大きなマスクをかけて、髪はボサボサ、もみあげがかなり長く、眉は太い、一重まぶた。グレーのパーカーの下に青いTシャツがのぞく。

出頭前にメール「警察は捕まえてくれない」「週刊文春もスルー」

   司会の小倉智昭「なんでこんなことを堂々と言っていたのかねえ」

   いきさつはこうだ。安藤は先月20日(2016年1月)、千葉県内の警察署に「複数の自治体に爆破予告をした」と出頭してきた。警察はパソコンなども押収したが、誤認逮捕を懸念して身柄の拘束はしなかった。しかし、安藤のものとみられるツイッターの書き込みが見つかった。

「朝霞警察署にも門前払いされたし、警視庁も松戸東が担当だからと、逮捕する気あるんでしょうか。出頭してから二週間になるんですが、ログ解析まだ時間がかかりそう」(2月3日)、「留置場の冷えた弁当食べるの楽しみ。刑務所で延々と刑務作業続けるのも楽しみ。反省してないなこれ」(2月8日)
「なにお起こらない」(10日)、「いつでも逮捕待ってるよ」(10日)、「家宅捜索から三週間が経過いたしました。捕まりません」(11 日)、「このまえ文春に送ったらスルーされました(半ギレ)」(12日)、「いっその事有名ドコロの新聞社全部に依頼してみるか」(12日)

きょう24日午後も予告!役所や交通機関は避難・運休

   警察でたらい回しにされたり、週刊文春にも相手にされない。笠井信輔(ニュースデスク)は「誰からも相手にされない哀れな大学生の姿が見えます」という。

   小倉「捕まりたいんだったら、マスクも外して堂々と顔を見せて話せばいいと思うんですがね。そのあたりが矛盾している」

   爆破予告は去年から始まっていて、首相官邸をはじめ全国の自治体や小中学校に届いており、各地で「念のために」予告時間に避難が行なわれている。法的には威力業務妨害になるが、避難には相当な不便と時間のロスと労力を強いている。

   予告の中には便乗した愉快犯も当然含まれるだろうし、決め手がメールとなると解析に時間が必要で、名乗り出たから「はい、はい」というわけにもいかない。きょう24日午後も爆破予告があって、千葉の鉄道では運休が決まっている。

   千葉県警は東京都港区のビルの外壁に取り付けられていた住居表示板を盗んだ疑いで、とりあえず安藤を逮捕した。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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