きょう2月22日はニャンニャンニャンで「猫の日」だそうだ。いまやたいへんな猫ブームで、経済効果は2兆3162億円、「ネコノミクス」なんて言われている。飼い猫はこの4年間で30万匹増えて987万匹で、間もなく飼い犬の頭数を抜くと予測されている。犬のように散歩の手間がかからないため、一人暮らしの女性や高齢者世帯に人気なのだ。
ふてニャンもスケジュールびっしり
映画「猫侍 南の島へ行く」「猫なんかよんでもこない」に続いて、「世界から猫が消えたなら」が5月に公開予定だ。猫が登場するCMもこの1年間で1・5倍に増えた。Y!mobileのCMで人気の「ふてニャン」こと「春馬くん」は、3月の週末はスケジュールがびっしり、ゴールデンウイークにも予定が入っている。
出版業界でも飼い方本や写真集が人気で、雑誌「女性自身」をもじったムック本「ねこ自身」も登場した。神田神保町の姉川書店は雑貨もふくめた猫専門コーナーを設けてから来場者が増えた。売り上げは3年前の3倍を超え、今では専門コーナーが店内の70%を占める。三重県から来て本2冊とストラップを5000円買った男性は、「品物がいっぱいそろっているので見たいなあと思って」、千葉から来て7000円以上も買った女性は「家族のお土産も買って、興奮しています」と話した。
猫グッズもクリアファイルなどの小物からパジャマやバッグまでが売り出され、「うらちゃん」や「つくねちゃん」といった人気の猫タレントもうけている。
外国人観光客もガイドブック見て来店
猫カフェも盛況で、この頃では外国人観光客も増えた。ガイドブックやテレビで知って、「猫は楽しそうだし、気にいったわ」(オーストラリア人女性)、「かわいい猫が多くてとてもいい」(マレーシア人女性)、「静かでリラックスできる」(フランス人男性)とやって来る。英語ができるスタッフを常駐させている店もあるほどだ。
司会の加藤浩次「19歳から20歳のころに飼ったことがあるけど、猫アレルギーとわかったんです。いまは犬を飼っています」