働きアリの集団(コロニー)の中に一定割合で必ず怠けアリが存在する。実は働きアリが疲れたときの交代要員だったという毎日新聞の記事を「新聞チェック」コーナーで伝えた。北海道大学などの研究チームが16日(2016年2月)に「サイエンティフィック・リポーツ」に発表したという。
研究者「人間の組織も同じことです」
日本全国に生息するシワクシケアリを1匹ずつ色分けし、8つのコロニーに分けて飼育して行動を観察した。すると、働いていたアリが休むと、代わって怠けアリが働き始めることが確認できたという。
研究チームの北海道大・長谷川英祐准教授(進化生物学)は、「人間の組織も短期的な効率や成果を求めると悪影響が出ます。組織を長期的な視点で運営することの重要性を示唆していると思います」と話している。
コメンテーターの浜田敬子(「AERA」編集長)「働かない理由があるんですね。でも、会社で働かない怠けおじさん、いるだけでイライラするんですよね。みんあが疲れている時も、空気読めず早く帰っちゃうんですよ」
人間コロニーで働かないのはコロニーのあり方そのものに問題があるからじゃないのか。
文
モンブラン