一強多弱政権に暗雲
TBS解説委員の龍崎孝「自民党の谷垣禎一幹事長は宮崎謙介衆院議員の辞職に伴う京都3区の補選で、候補者擁立に慎重姿勢をとっています。補選で負ければ、夏の参院選に影響しかねないとの判断があったからと見られますが、一強多弱といわれた安倍政権が始めて弱気を見せたと言えます」
2015年10~12月のGDP(国内総生産)の一次速報によると、実質成長率は個人消費の落ち込みから前期比0・4%減と2四半期ぶりのマイナス成長になった。打つ手がなくなった挙句にマイナス金利を導入しアベノミクスの失敗の声も高まっている。安倍政権にとって逆風の春の嵐の吹き始めか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト