清原和博容疑者に覚醒剤を譲り渡したとして、群馬県みどり市の無職・小林和之容疑者(44)がきのう15日(2016年2月)、沖縄県で逮捕された。先月31日(2016年)夜、太田市にあるコンビニの駐車場に止めた乗用車の中で0・2グラムを4万円で譲渡したとされる。
清原は自分で運転して群馬県に頻繁に行き、密売人から覚醒剤を入手していたとみられている。小林が清原と接触するようになったのは1年以上前からで、多い時は月2~3回、場所を変えたりして受け渡していた。
だれが二人を結びつけたのか?
小林はどういう人物か。警視庁は「暴力団員かどうかは把握していない」といっている。司会の加藤浩次が警視庁の元麻薬担当刑事の吉川祐二氏に聞く。「でも、背後には暴力団がいるのではないかと捜査していますよね」
吉川「そうです。小林容疑者は元締めといわれる立場の人物に限りなく近い者であることは間違いありません。まして、有名人相手に覚醒剤を密売するわけですから、ある程度、上から信用があったと思います」
ロバート・キャンベル(東京大教授)「接点はどこで、どういう風に知り合うのでしょうか」
吉川「清原容疑者と小林容疑者が直接知り合ったとは、場所からいっても考えづらいですね。誰かが2人を結びつけたか、結びついたかということですね」
小林は「まったく知りません」と容疑を否認している。
捜査は群馬ルートと元締め解明
今後の捜査はどう進むのか。
吉川「いまは密売人の段階ですが、上の元締め、そして組織の全容を解明していきます。そのためには、清原容疑者の周辺を固めていくと思います」
加藤「清原容疑者は入手ルートは供述していないといわれていますが・・・」
吉川「本人がしゃべらなくても、長期に捜査していますので、すべて把握しています」
警察も相当に自信があるのだろう。