「父として本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
宮崎謙介議員の妻の金子恵美議員の父親は恐縮した表情で複雑な胸中を明かした。リポーターの大竹真がきのう15日(2016年2月)、新潟市(旧月潟村)の実家を訪れた。
雪一面の田んぼが広がる村で、父親はかつて村長を務めていた。玄関で顔を出さない条件で取材に応じた。金子議員は長男出産してきのうが11日目だった。「産後の体調を崩していましたが、赤ん坊も保育器から出て、きょう退院しました」
まだ体調は思わしくないと案じていた。
金子議員の父親「本当に残念です」
義理の息子の宮崎について、「優しい礼儀正しい人間だと思っていました。(騒動があって)変わるというよりも、本当に残念です」「辞職して、父として自覚を持って、どうするか結論を出すと思います。心を入れ替えてやってもらいたい」と静かに語った。
娘には「国会議員なんだから、はやく体調を治して、みんなのために頑張りなさい」と励ます。地元支援者は宮崎に対し、「金子議員を裏切ったことを、みんなものすごく怒っています」「(金子議員も)離婚しなくて彼とくっついていたら絶対だめ。見込みのない男とくっついていたってしょうがない」と厳しい。
きょう16日「議員辞職」許可
司会の加藤浩次「取材に応じてくれた金子議員の父親は、宮崎議員について心を入れ替えて頑張ってほしいといっていましたね」
日本大学法学部の岩渕美克教授は「こういう不祥事の場合は、議員辞職は離党よりも重いので、自民党の公認は得られないというのが自民党の判断です。今後も政治活動を続けるというのは、かなり難しいと思います」とみる。
宮崎議員の辞職願はきょう16日の本会議で許可された。