育休宣言しながら、妻の出産入院中にグラビア美女を自宅に連れ込んでいた自民党の宮崎謙介衆院議員は、12日(2016年2月)の60分ほどの辞職会見でバインダーを手ばなさなかったが、アンチョコだった。会見映像を詳しく見ると、挟まれたメモには「A案」の文字があり、バツ印もついた箇所、赤いアンダーラインも引かれていた。誰が用意したのかわからないが、派閥幹部とだいぶ打ち合わせていたらしい。
会見の模様をテレビで見た主婦は、「ボード見ながら言っちゃダメよ」「ぜんぜん反省していないな」とすっかり見抜かれた感じだ。
わざとらしい16回もおじぎ
1000人以上の行動を分析したという日大芸術学部の佐藤綾子教授(パフォーマンス学)は、会見中の16回のおじぎに注目した。長い時は10秒以上も頭を下げ続けたこともあった。「心がこもっていないと、人は見ます。長い深呼吸も意識過剰ととらえられます」と話す。
司会の加藤浩次「奥さんを大事にしているように見えたのに、裏切ることをしていた。この人がどこまで変われるかということですね」
あす16日、正式に議員辞職が承認される。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト