6日(2016年2月)、国立循環器病研究センターは虫歯が原因となって、「脳出血」「心筋梗塞」など生死に直接かかわる病気のリスクが高まると発表した。「どういうことかと言うと、虫歯菌、正確にはミュータンス菌というそうですが、これが口の中の傷から血管に侵入して全身に回る。ほとんどは白血球によって退治されるんですが、一部は白血球をくぐり抜けて脳の深いところまで到達する場合があります」(司会の羽鳥慎一)
脳の血管は外側はコラーゲン、内側は内皮膜とでできていて傷みやすい。傷がつくと白血球が出て来るが、その白血球が虫歯菌を攻撃するあまり、内皮膜とコラーゲンを破って脳出血になってしまうのだ。また、日本人の8割が罹っているといわれる歯周病だが、心筋梗塞のリスクは歯周病でない人の2倍にもなるという。
新選組二番組隊長・長倉新八も虫歯から敗血症
吉永みちこ(作家)「歯の病気っていうのはいろいろあるけど、命にかかわるという認識はまったくなかったですからね」
日本大学歯学部の宮崎真至教授が薀蓄を披露した。「源頼朝はおそらく虫歯で亡くなったんじゃないかという説があります。新選組の二番組隊長・永倉新八も虫歯を原因として敗血症で亡くなったといわれています」
羽鳥「ウガちゃん、虫歯ないんだっけ?」
キャスターの宇賀なつみ「ないですね。私は歯間ブラシを毎晩してます」
羽鳥「綺麗にするのは、今までは口の中、歯の病気予防と思っていたら、実は別のところにもいくという新しい研究発表が衝撃的ということですね」
ビレッジマン