昨年12月(2015年)、栃木市へ届けられた年末ジャンボ宝くじ2000枚はどうなったのか。きのう1日(2016年2月)、栃木市が当せん金額を発表した。12万円だった。
この宝くじは年末、「市の駐車場に置いてあった」と市内の60代女性から届け出があった。市長あてに「宝くじが当たりましたら大豪雨災害の被災者のためにお使いください」とメモがあり、警察が遺失物として保管していた。
ところが、先月下旬(2016年1月)、発見者の女性が「実は私が自分で置いていました。寄付したつもりでしたが、落し物に扱われていたので」と名乗り出て、改めて寄付した。
購入代金の現金60万円のほうが良かったのでは?
栃木市で確認した結果、5等3000円20本、6等300円200本で、総額12万円だった。購入額は300円の2000枚で60万円だったので、5分の1ということだ。市は「何億円という金額にはなりませんでしたが、寄付してくださった方の希望通りに大切に使わせていただきます」と話している。
司会の加藤浩次「こういう寄付の形、どう思いますか」
湯山玲子(著述家)「正直いって、60万円寄付された方がよかったのではないかと思います。本当に困っている人は1円でもほしいものです。消えてしまうかもしれない夢よりも、現ナマのほうがよかったのでは」
なかなか現金な考え方だった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト