国と電力会社「責任取らぬまま50年」
国谷「50年間、処分場の問題は先送りされてきました。なぜこんなことになったんですか」
かつて国の原子力委員もつとめた鈴木達治郎・長崎大教授はこう話す。「国の責任と民間の責任の境目があいまいで、誰も責任を取らないような仕組みになってしまっていたんです」「信頼を得るためにも国の責任を明確にすべきです。民間ではできないことは国がやる、事業者の責任はここまで、というように明確にすることが必要だと思いますね。国の関与というのが大事だと思います」
*NHKクローズアップ現代(2016年1月26日放送「『廃炉時代』到来 積み残された課題」)