初版5万部、印税700万円
司会の羽鳥慎一「全体的には、私は被害者だという主張のようです」
手記を読んだ岡安弥生レポーターは「一番気になるのはSTAP細胞があるのかどうかで、小保方さんは『STAP現象はある』といい、検証実験が失敗したのは若山教授が不参加だったからだ、STAP細胞はなかったことにされてしまったといっています」と説明した。
手記について、若山教授は「取材お断り」、理研は「コメントなし」。代理人の三木秀夫弁護士は「体調が悪い中で『あった事実』を書いた本です」と話す。
高木美保(タレント)「それぞれの価値観から抜け出すのは難しいですよね。それを感じます。本人の視点から書かれたことを踏まえて読むべき。あと、若山さんについてもっと知りたい」
羽鳥「理系の人たちは衝撃も大きかったが、落胆ぶりも大きかったですよね」
理系の玉川徹(テレビ朝日ディレクター)はその一人だ。「素晴らしい発見だと思いましたからね。常識を覆すものでしたから。その研究内容に関する手記なら読む気になりますが、STAPがない以上、当事者の話を読みたいとは思わないですよ」と厳しい。「もうひとつ、これ初版が5万部出るんですね。印税は700万円以上になる。そんなことに貢献したくない」
コメントがもうひとつ。研究不正に詳しい上昌広・東京大特任教授は「本当かどうかわからないが、この事件で説明責任を果たすという意味では、とても良かったと思います」という。
岡安「このような人間関係だったんだと、興味深く読みました」
この騒動のカギを握るのは、若山教授と自殺した笹井氏だろう。