小保方晴子「反撃手記」世間が忘れるのを待つのは卑怯な逃げ・・・

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   STAP細胞騒動の理化学研究所の元研究員・小保方晴子氏が私記「あの日」を出版した。執筆の動機について、「このまま口をつぐみ世間が忘れていくのを待つことは、さらなる卑怯な逃げ・・・真実を書こうと決めました」と書いている。

   講談社が執筆を提案し昨年夏(2015年)に出版が決まった。研究者に目覚めたきっかけから始まる15章の長編を4か月ほどで書き上げたという。

失敗するように仕向けられてた再現実験

   理研は「STAP現象はES細胞が混入された可能性が高い」としたが、小保方氏は12章「仕組まれたES細胞混入」で次のように反論している。「ES細胞が混じっていたかどうかは若山先生からもらった物で私にはわからない。私がES細胞を混入させたというストーリに収束するように仕組まれていたように感じた。実際これら一連の発表は私の上司だった人たちによって周到に準備され、仕掛けられた罠だったとも受け取れた」

   14章「戦えなかった 戦う術がなかった」では、「私が発見した未知の現象は間違いないものであったし、若山研で私が担当していた実験部分で『STAP現象』の再現性は確認されていた。STAP細胞からマウスを作るのは若山先生が担当していたが、その若山先生が協力を拒否されたために失敗した」と主張している。

   コメンテーターの宇野常寛(評論家)「この時点でSTAP細胞があるとかないとかを議論することに意味があるとは思えないんですけどね」

   ゲスト出演した科学ジャーナリストの寺門和夫氏「すでに結論が出てしまったので、今さら改めて検証するのも現実的でないですよ。科学の世界ではSTAP細胞は存在しないという結論が確定している」

文   モンブラン
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