通常なら1時間で結審の裁判
司会の羽鳥慎一「捜査段階では認めていたのを、一転否認しましたが、『すいませんでした』と言ったらそれで終わるくらいの裁判でしょう?」
菅野朋子(弁護士)「そうですよ。認めていたし、全部返還してるし、通常なら1時間もかからないで結審して執行猶予がつくかなという裁判です」
羽鳥「しかも、1回目は出廷しなかった。1回目に行ってたらそこで終わってたわけですよね」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「起訴内容を否認し、だまし取っていないという主張ですよね。だけど、記憶がないわけでしょ、それなら否認もできない」
羽鳥「矛盾している。実際に傍聴してどうでした?」
岡安弥生レポーター「数えたら『憶えていない』を90回以上。驚きの連続でした」
羽鳥「様子がおかしいように見えましたか」
岡安「(傍聴席も)最初は失笑の連続でしたが、後半になると、みんな首をかしげるような感じでした」
菅野「弁護士の質問は打ち合わせているはずなのに、それまで『憶えてない』とされると、やりようがなくなります。頭抱えてると思いますよ」
記憶にないというのではなく、あまりに多すぎていちいち憶えていないということだろう。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト