アイドルらのパスワードを名前や公開された生年月日から類推してメールや写真を盗み見ていた岐阜県の男性職員、河野明仁容疑者(46)が先週22日(2016年1月)、不正アクセス防止法違反の容疑で逮捕された。被害者は女子アナやスポーツ選手、県庁の女性職員もいて、2200人分のパスワードが盗まれていた。
狙われた「名前と誕生日の組み合わせ」
被害者に共通するのは、名前と誕生日を組み合わせてパスワードを作っていたことだった。グラビアアイドルの璃乃さん(22)は「ばれないだろうと、本当にわかりやすいパスワードにしてしまった」という。元SDN48の福田朱子さん(26)は「まったく気づかなかった。警察から連絡を受けて知りました。怖いです」と話す。
河野は「パズル感覚だった」と供述している。県庁で給料総括の事務をしていたため、女性職員の電話番号なども収集し、パスワードを類推していた。ただし55歳以上の人からは盗んでいなかったそうだが。
ITジャーナリストの三上洋さんによると、パスワードを守るには「大文字、小文字、数字、記号をまぜる」「キーボードの乱れ打ちにより10ケタ以上にする」などが必要で、パスワード作りのツールもある。
司会の小倉智昭「自分に縁のある数字を使いがちですよね。自分だけの情報を盗み見られたらえらいことです」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト