イルカ漁批難「ザ・コーブ」の反証映画「ビハインド・ザ・コーヴ」今月末から公開
【蛇足】2010年に日本の和歌山県・太地町のイルカ漁をテーマにしたドキュメンタリー「ザ・コーヴ」が公開され、日本では一部右翼が公開中止に動くなどして大きな話題になった。私も見たが、スパイ映画のような隠し撮りやイルカを殺すシーンの残虐さばかりが強調され、まるでシーシェパードなど反捕鯨団体の「プロパガンダ映画」のようで後味のいいものではなかった。
八木景子さんは「ザ・コーヴ」に対する反証映画が作られないことに疑問を抱き、太地町に住み込み、カメラを回しはじめた。初めは警戒していた太地町の人たちも次第に彼女に心を開き、ホンネを語ってくれるようになった。
彼女の初のドキュメンタリー「ビハインド・ザ・コーヴ」が1月30日から東京・新宿「新宿K's cinema」で公開される。
私たちの世代はクジラのおかげで生きてこられたし、今でもクジラは好きだが、そうでない若い人たちにもぜひ見てもらって、捕鯨問題について考えてほしい。