きのう18日(2016年1月)の朝、東京都心は積雪6センチだったが、交通機関が大混乱となった。各駅で電車に乗れない乗客がホームにあふれ、構内への入場制限も行われ数百メートルの行列ができた。
京王線・千歳烏山駅では9時半ごろ、構内に入れない人が数時間待たされ、冷たい歩道の上に傘を差しながら並んだ。若い男性は「2時間半待っています。会社に行かないわけにはいかない」と我慢していた。桜上水駅では電車が到着すると、いち早く乗ろうと乗客が殺到した。
電車は7割間引き。通勤客はいつも通り・・・乗り切れるわけないよ
なぜ、こんなに混乱したのか。京王線によると、雪による安全対策のため運行本数を5割減らす「間引き運転」をしたという。通常の本数より少ないため、乗れる乗客数も少なくなり、ホームがあふれたわけだ。
アナウンサーの森本さやかが説明する。「京王線に限らず、鉄道会社によりますが、通常の半分、なかには7割減らしたところもありました。これぐらいの雪でこんなに減らすのかと思うかもしれませんが、やはり、安全第一なんです」
過去に雪による事故があった。14年2月の大雪のとき、東急東横線の元住吉駅で列車に列車が追突する事故があった。このため、列車と列車の間をあけるようになったという。きのうはさらに、雪が水を含んで重くなり、線路の近くの木が倒れて架線に引っ掛かる停電も起きた。
前日から予想されてるのだから会社も対応すべき
森本「東京では仕方ないんでしょうかねえ」
司会の小倉智昭「日本人は勤勉すぎますね。休むという人はいないんですかね」
中江有里(女優・作家)「えらいなあと思います。前日から予想されているのですから、会社と連絡して午前中だけでも行かないとか、その方がいいと思いますが」
小倉「以前、ニューヨークにいた友人が、雪の日に日本人の感覚で出勤したら、だれも来ていなかったそうです」