美智子皇后が雅子妃を叱責・・・詳細なやりとりの公開を了承?さすが「週刊文春」スクープ
『週刊文春』は「宮中重大スクープ」と謳って12月23日の天皇誕生日の日に、美智子皇后が雅子妃を「叱った」というのである。記事には詳細な美智子皇后の言葉が記されている。これは「すべての事情を知る千代田関係者が、その顛末を詳細に証言した」(週刊文春)とあるから、美智子皇后の了解を取った上で週刊文春に話したということだろう。
かいつまんでいえば、雅子妃の病気について、多くの人々の前に姿を見せることが最善の道で、それが「適応障害」という病気にもとても良い効果をもたらすのではないか。
もっと時間をかけて被災地を訪れ、被災者の方々の気持ちに触れるように。天皇陛下が大切に思われている広島原爆の日、長崎原爆の日、終戦記念日、沖縄慰霊の日の意義を深く考え理解してほしい。
なかでも雅子妃の実家、小和田家とのことは、かなり厳しい言葉で話している。「ご家族という意味では、(連絡を取るのは)良いことであるけれど、皇室という中で小和田家は特別の存在ではありません。小和田家と、浩宮が育ってきた皇族というのは、文化が違うのですから。皇族の文化の中にある雅子が小和田家と触れ合いを持つという、そういう心構えでなければならないのよ」
美智子皇后は、実家である正田家には嫁いだ後ほとんど顔を見せなかった。正田家側も控えめな態度で、母親の富美子さんは「機会(電話)を通してしか娘と話すことができません」と語っていたという。それに比べ、何かと小和田家と会いたがる雅子妃に、皇室に嫁ぐということはどういうことなのかを諭されたのである。
さすが文藝春秋。美智子皇后と雅子妃の極めてプライベートな会話まで事細かに掲載するというのは、よほどの信頼関係がなければできないことである。私は皇室にはほとんど関心がなかったため、このスクープがどれほどの価値があるのかわからないが、一読の価値は間違いなくある。