東京消防庁OB「相当なスピード」「ハンドル切ってない」
映像で見る限り、バスの向きと地形から、バスはくぼみに突っ込むと同時に屋根から立木にぶち当たっている。シートベルトをしていなければ、乗客はみな衝撃で前方と屋根に叩きつけられたはずだ。死傷者が多かったのもうなづける状況である。映像を見た東京消防庁のOBは「相当なスピード」「ハンドルを切ってない」と、即座に読んでいた。
羽鳥「もしかしたら居眠りの可能性も」
直前の大きなカーブはちゃんと通っているのだから、その可能性は高い。
頭にけがをした20歳の男性の証言があった。寝ていたが、いきなり揺れて放り出されて気を失った。気がつくと、他人と絡み合うようになっていて動けなかったという。別の証言も合わせると、車内で動ける人はほとんどいなかったらしい。助けが来るまでの10~20分の間、車内では「助けて」という声が上がっていたそうだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト