「JR長野駅で透明な犬を散歩させている人がいる」
こんな情報がネットに流れている。リポーターの阿部桃子が出かけてみると、宙に浮いた小さなハート柄の犬用の服がワンワンと吠えながらチョコチョコと近づいてきた。服の前に皿を置くと、音を立てながら水を飲むしぐさをする。イヌの形はまったく見えない。
マジシャン「魔法使いのアキット」ボクの持ちネタです
ネタばらしをしてしまえば、「僕はマジカルアーティストをやっている魔法使いのアキットです」と『飼い主』は名乗った。手品だったのだ。4歳の時からマジックを始めて、友だちを驚かせていたというプロのマジシャンで、透明犬は飼い犬をなくして悲しんでいる友人から「手品で生き返らせてほしい」と言われたのがきっかけであみだしたという。
「マジックショーとは別のときに、小さな幸せのタネを一杯撒けたらいいなと思い、サプライズの一つと思ってこうして散歩させている」という。
司会の加藤浩次「動きもリアルだし、鳴き声も聞こえてきたけど、どこから出ているの」
阿部「絶対タネ明かしはしてもらえませんでした」
竹井壮(タレント)「高さ的にはミニチュアダックスかなと思うんですけど?」
これも秘密だったという。お座りやお手のしぐさも加わるとさらなるサプライズは間違いなし。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト