「いやあ、けさ(2016年1月13日)のスポーツ新聞には驚きました。2紙が1面でSMAP解散を報じたのです」
司会の小倉智昭が伝えた。日刊スポーツとスポーツニッポンによると、メンバーの中居正広、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾がジャニーズ事務所から独立し、木村拓哉だけが残留するという。
日刊スポーツは断定!スポニチは分裂回避の可能性
SMAPはアイドルグループとして1988年に結成、91年にCDデビューし、その年、NHK紅白歌合戦に初出場した。96年から5人グループとして次々にヒットを飛ばし、国民的なグループに成長した。さらにメンバー1人1人でもドラマや映画、バラエティーなどさまざまな分野で活躍している。
順調に見えたが、何があったのか。メンバーは何度も話し合ったというが、日刊スポーツは「SMAPの育ての親といわれる女性チーフマネジャーが、ジャニーズ事務所から退社する意志を固めたため、中居ら4人が追従する形で独立を決意した」と書いている。1人だけ独立を選ばなかった木村について、スポーツニッポンは「女性マネジャーに恩義を感じているが、事務所と軋轢がないのに退社はできないと意志を貫いている」としている。
今後はソロで活動か
笠井信輔(ニュースデスク)が2紙を解読する。「日刊スポーツの見出しは『SMAP解散』。『解散へ』でも、『解散か』でもない断定です。一方、スポーツニッポンは『分裂危機』として、危機を迎えているとしています。2紙には濃淡がありますね。また、日刊は芸能面を見開きでほぼ9割、スポーツニッポンは芸能面の1面で、見出しには『SMAP分裂 回避の鍵は世界の一つだけの絆』とまだ可能性があるのではないか、という思いをにじませています」
小倉「みんな相当、悩んだのではないかと読み取れますね。役者としても司会としてもタレントとしても、みんな才能があって、独立してもやっていける人たちばかりですよ。ただ、SMAPという名のもとでの活動ができなくなると、悲しむファンも非常に多いと思いますね」