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古市憲寿「失言炎上」テレビ出過ぎると自分こそ劣化早い!ご注意を

   古市憲寿氏(30)は私も対談したことがあるが、気鋭の才能溢れる社会学者である。大いに将来を楽しみにしている一人だが、その彼が元日に放送されたバラエティ番組で、共演したウエンツ瑛士氏(30)の子供時代の写真を見て「ハーフってなんで劣化するのが早いんでしょうね」と漏らしたことが、差別発言ではないかと批判されていると週刊文春が報じている。

   この言葉だけを読むとたしかに「差別」ととられても仕方ないようだが、彼のような利発な若者がなぜこのような発言をしたのだろう。古市氏はこう弁明している。<「いくらバラエティ番組でも、失礼なことを言ったと思います。(中略)というのも、このやりとりには前段があります。僕は二〇一一年に『絶望の国の幸福な若者たち』という本を出版したのですが、二〇一二年にウエンツさんは『"絶望世代"は幸福でいいのだ!』という本を出版しています。その題名がいわゆる『パクリ』なのかどうかという論争がスタジオであったのです。その延長で、子どもの頃非常にかわいかったウエンツさんの写真を出され、彼自身もそれをネタとしているようなので、『劣化』という言葉を冗談交じりに使いました」>

   口は災いの元。バラエティだからといっても、いっていいことといけないことがある。おバカタレントではないのだから、何でもかんでも呼ばれればテレビに出るというのはやめたほうがいい。その時間を研究に当てるようにしないと、あっという間に才能が枯渇してしまうことになりかねない。能力のある人だけに苦言を呈しておく。

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