地域独占だった一般家庭への電気の供給が4月(2016年)から自由化される。ビジネスチャンスと見て、100社以上も名乗りを上げテレビCMも始まった。ところが、どこの電力会社を選べば得なのか複雑すぎてよくわからない。西村綾子リポーターが、「自由化で得するためのポイント」を解説した。
まず、選び方の一つとして「セット割引」がキーワードだという。たとえば、東京ガスは電気とガス、インターネットをセットで契約すれば3年間で1万2000円ほど安くなるプランを検討中だ。ただ、セット割引は「2年契約すれば安いが、途中解約すると逆に高くなるケースが予想され契約内容についてきちんと調べることが大切です」(西村)という。
東京電力も新料金プラン発表
ポイント還元も増えそうだ。自由化を迎え撃つ東京電力が7日(2016年1月)に打ち出した。電気使用量の違いで「スタンダードプラン」と「プレミアムプラン」があり、スタンダードは電気料金は安くならないが、電気料金の支払額に応じてT-POINTカードに年間約1000円分のポイントが付く。プレミアムは電気料金が年間約7400円安くなるほか、2年契約の特典で2年間1万4500円のポイントが付く。将来はこのポイントで電気料金の支払いができることも検討している。
司会の加藤浩次「それぞれ全部違うということですね。よく見ていかないと難しい」
経済評論家の上念司「しばらく出揃うまで待っているのも一つのやり方です。携帯電話と同じで、流行るプランがあるとみなが追随するが、半年ぐらいでガラッと変わる可能性もあります」
2020年までは現行の料金プランが引き継がれるので、様子見も選択肢の一つかもしれない。