長崎・対馬市議会の入江有紀議員(73)は7日(2016年1月)、「視察で泊まったホテルで同僚の男性議員に馬乗りされ、胸を開かれおっぱいを触られるセクハラがあった」として、強制わいせつ罪で警察に告訴状を提出した。
セクハラの加害者とされたのは大部初幸議員(66)で、熊本へ視察中だった昨年(2015年)10月26日、夕食のあと他の議員らと集まったホテルの部屋で、大部議員は入江議員の胸を「大きい」などと言い出し、いきなり押し倒して馬乗りになったという。
「腕をグッと引っ張られて倒れ、上から乗られたんです。その際、浴衣が全部めくれて胸が丸出しになりました。大部議員が『20人の議員がお前のおっぱいを今まで触りたかった。オレが代表でおっぱいを触る』と言いながら私のブラジャーを上げたんです」「下半身に手を突っ込もうと、何度も何度も繰り返した」と入江議員は語る。
「仲良くしようと、酔って倒れ掛かっただけ」
これが事実とすれば、単なるセクハラでは済まされない。れっきとした犯罪だが、大部議員は否定している。「仲良く飲もうということで私の部屋に集まった。仲良くしようと肩を抱いた際に、2人とも酔っているので倒れた。(入江議員は)私が彼女を抱き起そうとした時のことを言うわけです。訴えには正々堂々と立ち向かっていきます」
しかし、入江議員は「自分は酒が飲めず酔って倒れたりしない。こういうことをされては許すわけにはいかない。大部議員には責任を取っていただきたい。議員辞職しても告訴は取り下げません」と怒りは収まらない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト