「スターウォーズ」シリーズの新たな3部作の第1作目だ。舞台は旧3部作の最終章「ジェダイの帰還」から約30年後という設定である。「ファースト・オーダー」と呼ばれる銀河帝国の残党で結成されたグループが再び圧政を敷いていた。残虐な殺戮に疑問を持った兵士フィン(ジョン・ボイエガ)は、捕らえられていたレジスタンスのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)と宇宙戦艦「スター・デストロイヤー」を脱出し、たどり着いた砂漠の惑星で少女レイ(デイジー・リドリー)とドロイドBB-8に出会う。
BB-8には最後のジェダイであったルーク・スカイウォーカーの所在が記載されている地図が埋め込まれていたため、レイは戦いに巻き込まれていく。彼女は新しいメインキャラクターだ。
ハリソン・フォード、チューバッカ、C-3PO、R2-D2も健在
新三部作にはハリソン・フォードやキャリー・フィッシャー、ハン・ソロ、チューバッカ、C-3PO、R2-D2などオリジナルシリーズでお馴染みのキャラクターも登場する。
新しい試みもなされている。たとえば、ストーム・トルーパーだったフィンは愛すべきダメ男で、BB-8は光・音・動きだけで人とコミュニケーションをとるなど擬人化の度合いが高まった。初の女性主人公レイの人間味あふれる魅力も新たな要素となるだろう。
ストーリーはエピソード4と5を掛け合わせたような内容で、監督のJJ・エイブラハムの狙いはまず原点回帰にあったようだ。
おススメ度☆☆☆☆
野崎芳史