古舘伊知郎「ものすごく不自由な12年間だった。これからはしゃべり倒したい」

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   テレビ朝日系のニュース番組「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスターはきのう24日(2015年12月)に会見を開き、来年3月(2016年)の契約終了時に番組を降板することをあらためて明らかにした。49歳から始めて12年。「区切りとして辞めさせていただきたい。番組の名前は残り、私だけが去ります」と語った。

「バラエティはラーメン屋でいいが、報道番組ではラーメン店」

   今年3月に元経済産業省官僚の古賀茂明氏が、番組の中で「政治的圧力でコメンテーターを下りることになった」と発言して騒動となったことと古舘の降板との関係について聞かれ、「2年前から決意していました。まったく関係ありません」と否定した。

   12年間のキャスターとしての感想を聞かれ、「バラエティーと報道の放送コードは違うんですね。『ラーメン屋』は『ラーメン店』だし、人権に配慮するスタンスや時間の制約もあります。ものすごく不自由な12年間でした」と振り返り、「ともかく制約のないところでしゃべり倒したいです」と語った。

   「ものすごく不自由な12年間」という発言について、経済評論家の上念司は「最初に仕事を受けたときから、チームとして報道したいことと自分で言いたいことに距離があるという思いがあって、12年間修復できないまま広がってしまったのかもしれないですね」と憶測した。

   後任はまだ決まっていない。

文   モンブラン
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