来年4月(2016年)から電力の小売りが自由化になる。100社を超える企業が参入を目指しているが、東京電力の最大のライバルになると見られる東京ガスはきのう24日(2015年12月)、電気料金のお得な新プランを発表した。内容は電気とガスをセットで契約すると、3人世帯で標準的使用量なら年間4000~5000円安くなるという。
近所のスーパーで卵・刺し身もらえる特典
他の新規参入会社の料金はどうなのか。東急電鉄はいまより最大5%程度安く電力を提供するとしていて、ドコモやKDDIなどの通信会社は携帯電話料金と電気料金のセット割引を予定している。
参入を検討しているのは大企業ばかりではない。「アイ・グリッド・ソリューションズ」は自社の電気を使ってくれた人に、近くのスーパーで卵や刺身などの商品がもらえる特典を考えている。「みんな電力」は太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーのメニューをそろえ、電気の種類を消費者が選べるようにする。年明け1月以降、各社はそれぞれの料金プランを発表する。
どこが一番お得なのか?増える消費者の選択肢
司会の夏目三久「さまざまな選択肢が広がる一方で、混乱も避けられないのかなぁ~と」
龍崎孝(TBS解説委員)「選択肢が増えるのは消費者にとっていいことなんです。いまいろいろのサービスが出てましたけど、本当のサービスというのは、きちんと安定的に供給できるか、何か事故があった時にきちんとバックアップができるかということですよね。楽しいプレミアに惑わされずに、まず安定供給するのはどこかということを見極めて選んでほしいですね」
東京電力は管内で2割程度の契約者が他電力に流れると見ているようだ。
ビレッジマン