ぜんそく薬の成分に認知症の進行を抑える効果があることがわかったと国立長寿医療研究センターが発表した。最新の研究では、認知症は神経細胞にあるタンバク質「タウ」の異常によって起こると分かってきた。タウ本来は神経細胞を安定させる役目を担っているが、何らかの異常で凝集すると毒性を持って神経細胞を殺してしまうと考えられている。
間に合うか?実用化は10年先
このぜんそく薬は重症の患者に使われるもので、その成分をマウスで実験したところ、タウの異常を抑える効果が確かめられたという。アルツハイマー型認知症の進行を抑える作用があると見られる。ただし、実用化は10年先だという。
高木美保(タレント)「ぎりぎり間に合うかな」(笑)
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「すでにある薬なのに、なんで10年もかかるの?」
司会の羽鳥慎一「ない薬だったらもっとかかる」
横浜市立大の鈴木ゆめ教授によると、従来の薬は残った細胞を生かすものだが、これは異常の進行を止める作用が画期的なのだという。
玉川「死んだ細胞を元へ戻せるわけではないんですよね」
鈴木教授「ではないですね」
羽鳥「進行を遅らせるのではなくて、進行を止められる?」
高木「その違いは大きいですよね」
玉川「ぼくはぜんそくなんですが、どんな薬ですか」
鈴木「重症用で副作用もあるので、普通に使う薬ではないです」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト